原子間の結合は「共有結合」、「イオン結合」、「金属結合」でしたが、共有結合で形成された分子間には、さらに、「分子間力」が働きます。ここでは、まず、これらの化学結合と結晶(構成粒子が規則正しく配列している固体)との対応について考えてみましょう。 |
種々の結晶の性質は、対比しやすいように、表に整理しておくとよいでしょう。ただ、表全体を丸暗記するということではなく、ポイント(その結晶に独特の性質など)をしっかりと押さえるようにしたいものですね。例えば、展性や延性などは、金属結合に由来する性質ですから、金属結晶に独特な性質ですよね。 |
結晶の性質は、すべてではないでしょうが、融点の傾向など、「覚える」ことではなく、「考察する」ことによっても頭の中に整理出来ます。例として、NaClとCaOではどちらの融点が高いか、あるいは、NaClとKClではどちらの融点が高いかなどを考察してみましょう。 |