ヨウ素滴定を用いて、還元剤を定量することができます。簡単に述べてしまうと、量が既知のヨウ素を用意し、定量したい還元剤と反応させ、残ったヨウ素の量を定量するというものです。上記のイメージ図をクリックするとより詳しい説明が出てきますので、ご覧下さい。 |
ヨウ素滴定を用いて、酸化剤を定量することもできます。簡単に述べてしまうと、定量したい酸化剤を十分量のヨウ化カリウム水溶液と反応させ、生成したヨウ素をチオ硫酸ナトリウム水溶液で定量するというものです。要は、定量したい酸化剤をヨウ素に置き換えて定量するということですね。 |
環境の汚染状況を化学的に評価する方法には、前述のCODなどのほか、溶存酸素の定量というものもあります。これは、ヨウ素滴定を用いた酸化剤の定量の応用ともいえるでしょう。ここまでの酸化還元滴定が十分に理解できているならばですが、全体の締めとして、問題を解いてみてはいかがでしょう。 |